蓄膿の治療






蓄膿は早い段階で治療をすれば
手術までする必要はありません。

蓄膿の治療法として以下のようなものが挙げられます。



蓄膿の治療法

◆薬物療法
抗菌薬、解熱鎮痛薬、消炎酵素薬を使って治療をします。

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎では薬の使用法が異なります。

蓄膿は鼻腔に膿が溜まって炎症を起こし、鼻水も出づらくなります。
ですから、気道潤滑薬・気道粘液溶解薬・気道粘液修復薬などの
薬を使って鼻水を出す治療も行われます。


◆鼻吸引
蓄膿を発症すると鼻水が溜まりがちになります。
薬を使って炎症を抑えても、鼻水が溜まっているとまた炎症を起こしてしまいます。
ですから、鼻水を吸引して除去する「鼻吸引」が行われます。


◆鼻洗浄
炎症している場合に行う治療です。
鼻洗浄というのは、上顎洞洗浄の為に生理食塩水を副鼻腔や上顎洞に注入する方法です。


◆ネブライザー療法
副作用が少なく、高齢者や小さなお子さんにも行える治療法です。
霧状にした薬液(ステロイド)を鼻から吸いこませて副鼻腔まで到達させる方法です。


◆手術療法
内視鏡下鼻内副鼻腔手術が主流ですが、外科的手術を行う場合もあります。
外科的手術として最近行われているのは、以下の3つです。

「鼻外手術」
「鼻内手術」
「上顎洞篩骨洞根本手術」


患者さんの体に負担が低いのは、内視鏡を使った「内視鏡下鼻内副鼻腔手術」です。


蓄膿症の症状によって、行われる治療が変わります。
医師のアドバイスをきちんと守り、完全に改善するまで治療しておきましょう。



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